朝の踵の痛みは足底筋膜炎?インソールと簡単運動で足トラブルを予防する方法
朝起きて踵が痛い?足底筋膜炎の兆候かも
先日、スタッフからこんな風に相談を受けました。
「朝起きると踵が痛いんですけど、もしかして・・・」
はい、そうでしょうね。足底筋膜炎の入口へようこそ。ルッチェに来るようになってもうすぐ2年。足にトラブルを感じたことがなかったので、ここでの話を聞いて知識として足のトラブルに詳しくなっていたけれど、自分に症状が出たのは初めてでした。
朝の踵の痛み、3歩目から痛くなくなる?
朝起きて、踵を着いたときに痛くって、3歩目くらいから痛くない。初めはたまたまかな?と思ったそうですが、何日か続いたので、もしかして・・・と思ったそうです。
足底筋膜炎にインソールが効果的—村山式インソールを試す
足底腱膜炎との診断は受けていませんが、とりあえず、その時期の足にとってやるべきことをいくつかアドバイスして、実践してもらいました。1週間後には症状が出なくなったそうですので、その時のアドバイスをここでも紹介しましょう。
最初はインソールです。村山式インソールの足のトラブル用メタディーレを普段履いている靴に入れて使ってもらいました。インソールの役割は、日中の足裏の負担の軽減と、足裏を腱が通る、膝から下の筋肉の負担軽減です。負担がかかっている筋肉があって、それがきっかけとなっている可能性が高いので、その筋肉の負担を軽減するためには必須です。
ストレッチで足底筋膜炎を予防—筋肉の硬さをチェック
次にやってもらったのはストレッチ。症状が出てきたばかりなので、状況はそれほど複雑ではありません。その場で固くなっている筋肉をチェックして、とにかくその筋肉を緩めるようにしました。複数の筋肉の緩め方を伝えると、どうしても混乱してしまいがちですから、ストレッチに慣れていない場合には、一番硬い筋肉と、せいぜい二番目に硬い筋肉に絞ってストレッチをやってもらう方が良いでしょう。色々やってもらうと時間もかかってしまい、症状が軽いうちはないがしろにしてしまいがちですからね。
電車の中でもできる!足指とふくらはぎの運動で負担を軽減
次に簡単な運動です。電車通勤なので、電車の中で簡単に行える運動で、足指やふくらはぎを動かしてもらいます。痛みが出ているのに運動?という気がするかもしれませんが、普段たくさん歩いている人の場合は別にして、普段あまり歩かない人の場合には、適度に動かしてあげることもとても大切です。とはいえ、筋トレのような強い負荷をかけて鍛えるというものではないので、意味あるの?と思ってしまうような不可の軽いものです。でも、電車に乗っている間、10分も継続して行えば、足にはちょっとした負荷がかかってきます。
足底筋膜炎の初期対策—インソールと運動、ストレッチの組み合わせ
インソールでサポートしながら運動し、硬くなっている筋肉をストレッチする。初期から中期くらいまでの足底筋膜炎なら、この組み合わせを工夫することでかなり対処できるはずです。靴選びも重要ですが、今回は対策で靴を変えていないので、触れません。話すと長くなりそうですしね。