インソールができるまで

rutschの中敷、製作工程

ルッチェのインソール制作は、お客様との会話から始まります。先進技術と匠の技の組み合わせが、お客様の様々な要望にお応えするインソールの制作を可能にしています。
カウンセリングを行います。インソールを作る目的は人によって様々です。インソール制作によって目指すものを、お客様と私たちが共有するために行う会話のことだとお考え下さい。
ルッチェではこれを、インソールを作る上でとても大切なことだと考えています。
デジタル計測器の544本の計測ピンが足に触れることで、その形状を立体的に正確に読み取ります。
結果は画像データとしてコンピューターに送られます。3次元画像は、足裏の形状を視覚的に捉え分析し評価され、中敷設計の重要な資料となります。

鍼灸師でもある店主が行う手による足の観察です。足は皆さんが想像しているよりもよく動きます。そんな足には、日常の使い方によって、動き方に癖が存在することが多いのです。 直接足の動きを診ることで、足の形状からだけでは分からない足の普段の使い方がわかります。それは多くの場合、お客様の足の悩みに結びついているのです。
足底の形状の2次元データもまた設計の重要な資料となります。この2次元画像を元に、コンピューター上で中敷の設計を行います。 正確な形状のデータを元に、その上で作業を行うため、正確な位置に的確な処置が出来ます。
設計された中敷のデータは、CNCミリングマシンに送られ、EVAブロックからコンピューター制御によって削り出されます。設計時に手を加えなかった部分は、足の形状がそのまま削り出されるため、足の形状が完璧に反映された中敷となります。

歩行や走行時の筋肉や腱の動きを考慮し、運動の妨げにならないようグラインダーで加工します。それと同時に、靴に合わせて形を作っていきます。
足側の面と同様に、グラインダーで靴に合わせて形を作ります。削って靴の形に合わせているため、靴と中敷の隙間はほとんど出来ません。
表面にカバーを張り、仕上げます。 カバーとなる素材は、革、マイクロファイバー、免荷スポンジなど、20種類以上の素材をご用意いたしております。