足の健康の維持は、脳の老化を遅らせることにつながります。
「人を死ぬまで歩かせたい」がテーマのルッチェ。健康寿命を短くしている要因の一つにアルツハイマーなどの脳の老化があります。
この、脳の老化について書かれた面白い記事を見つけたので、紹介します。
”寿命が伸び続けても「脳の老化は止められない」という怖い現実”
この記事では、脳細胞の特徴などから、老化してしまった脳への対処法や治療法が無いことから、健康寿命が平均寿命に対して伸びにくいということを説明しています。
ところが、冒頭でも書いた通り、足の健康維持が「脳の老化を遅らせる」ことにつながります。
紹介した記事とは別のアプローチから、脳の老化を足の健康維持によって遅らせる事ができる理由について説明したいと思います。
歩けなくなることで進む痴呆
「歩けなくなること」がきっかけで、痴呆は急に進みます。
このことは、厚生労働省の【健康日本21】の中でも触れられていますが、歩けなくなることで痴呆が進み、寝たきりになることが多いということは広く知られています。
そのため健康日本21の中でも、日常的に歩いて健康を維持することを推奨していますし、それ以外の様々な報告でも1日7,000歩以上の歩行が早期死亡のリスクを下げるなど、歩く事を推奨する内容のものが増えてきました。
高齢者に多い足のトラブルを予防して脳の老化のきっかけの芽を摘む
歩けなくなることが痴呆につながるのは、ある程度高齢になってから起こる変化ですので、そのリスクが高くなると考えられる75歳以上でよく起こる足のトラブルについて紹介します。
「足底腱膜炎」は早めのインソールで対処
重度な足底腱膜炎は、足を地面に着く事すら困難になります。
高齢の場合、痛くなって歩くことが難しくなったら、様子を見るよりも早めに歩ける状態を作ってあげることが必須です。
筋力のある若いうちはそれでも姿勢を変えたりして何とか歩くこともできますが、筋力が低下している高齢者の場合、いつも通りの歩き方ができなくなると、急に歩けなくなるなることは珍しくありません。
「骨折」は足元が安定する靴選びで予防
わずかな段差や、ちょっとしたことで転んぶとかんたんに骨折をしてしまいます。
転ぶことは、高齢な方が最も恐れることのひとつ。
「転びにくい靴」の条件は人によって微妙に違います。
微妙な違いなのですが、若い人にとっては大した違いでなくても、高齢な方には大きな違いです。
「転びにくい靴」といって売られている靴は多くありますが、中には賛成しかねる靴もありますので、注意が必要です。
「膝の痛み」は靴とインソールとケアを組み合わせて改善
膝はとっても複雑な関節で、トラブルの原因も様々です。
持って生まれた骨格が原因か、仕事や生活習慣が原因なのか、靴のせいや筋力低下も原因になります。
特に高齢になると、色々な原因が混ざって痛みを生んでいることもあり、何か一つだけでは改善につながらないことはよくあります。
専門的に診てもらって、治療が必要ならその方針に沿った靴やインソールを使って、複合的に取り組むことが、結果としては改善の近道となります。
ルッチェで一緒に取り組むことがおすすめ
高齢になるほど、1つの症状に原因が複数あって対処が一筋縄ではいかないものです。
足元のことは、治療と靴とインソールとトレーニングが対処法ですが、
- 病院に行ってもそれだけではよくならず
- 靴を買いに行っても本当にその人の症状に合っている靴なのか分からず
- インソールを作りに行っても、どういうインソールなのか、根拠のある説明を得られない
ということで、かえって不安が大きくなるという話は良く聞きます。
ルッチェでは状況を把握し、説明を聞きながら対処法を決めていく事ができるので、安心して足の健康維持に取り組む事ができます。
足の健康維持で脳の老化を遅らせる
歩けなくなることで進む脳の老化。
いつまでも自分の足で歩ける状態を作ることが、脳の老化を遅らせることにつながります。
冒頭で紹介した記事の中にもあるように、老化が進んでしまった脳細胞を若返らせることは出来ません。
医療は日に日に進歩していても、脳の老化は止められないというのが現状です。
止められないにしても、それを遅らせることで、健康寿命を伸ばすことにつながることは間違いないでしょう。
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